ティータとカスプ街『ふーやん 自己紹介をする』

こんにちは。たごみほです。

少しずつ、秋の足音がカタコトと

聞こえてきているような気がします。

明け方のスーッとした小さな風に、

少しだけぶるっとしました。

 

「あの……」

ふと ふりむくと おおきなからだの やさしそうな おとこのひとが

「これ、おとしましたか?」

そのてにあったのは ちいさな ちいさな おまもり。

「あ、あの……」

「わすれものです。」

すると そばにすわっていた おんなのこが

「あっ! それ わたしのよ。」

いそいで おまもりを うけとります。

ふーやんは おんなのこの そばに すわっていた おかあさんに

「わ、わたくし こういうものです。」

いそいで ふところから めいしを とりだしました。

おかあさんは ふふふ とわらって いいました。

「このカフェで ふーやんを しらないひとなんて いやしないよ。」

「いつも しんせつで やさしい そんな すがたを みているわ。」

「ありがとうね ふーやん。」

ふーやんは てれくさそうに あたまを かいて にっこり。

おんなのこも おかあさんも そして ふーやんも。

ふふふ にっこりです。

~おしまい~

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